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2015年 07月 27日
暑い
熱い
厚い
あなたは、どのアツイがお好みデスカ?
例文)セミが鳴く。暑い暑い、と言っているようではないか。厚揚げをカリカリに焼いたのに粗くおろした生姜をのせ、熱く付けた純米酒をキュッとやる。暑い夏は、これに限る、のである。
25、6歳の頃に、片道30分の通勤電車で、
ボクは毎日池波正太郎を読んでいた。
シリーズ物、単発物、エッセイ、手当たり次第読んだ。
今となっては、その内容はほとんど忘れた。
その頃、毎週聞いていたタモリのラジオ番組で、
タモリは「イケショー」と呼んでいた。
イケショー風に書いたらこんな具合だ。
と思って書いたが、見直したら全然イケショー風じゃない。
だいたい、夏に厚揚げで熱燗、なんて野暮テン、全然イケショーじゃないだろう。
やっぱ、冷奴に冷たいの(酒)、瓶ビールにカツレツ、とかがそれっぽい? ぽくない?
と思う。
ところで、ぽくない? ってなんだ?
ポクナイ と片仮名で書いたらいい。
エスニック料理店のメニューに書いてありそうな字面じゃないか。
ポクナイには、きっと細切りのパパイヤとかセロリとか赤ピーマンとかが入っていて、シャクシャクとした食感が、いかにも夏らしい。
平たく切ってある、少しかための麺も入っている。麺好きのボクとしては、嬉しい他ない。
パパイヤや麺の隙間には、時おり干したエビが顔を出す。テーブルが回る中華料理の皿にのっているようなプリプリのブラックタイガーではない。向こうが透けて見える桜えびである。
肉はどうか。ポロポロのひき肉が、にんにく片や、シナシナとしたニラなど、皿世界における脇役たちと結託して皿にへばりつき、最後に存在感を示す。脇役の労組による徹底コウセン。ごま油まみれだ。
いやしかし、ひき肉はなぜ、最後に皿に残るのか。
僧に問うたら、喝を入れられそうだ。
なぜ喝を入れるのですか? と反問するボクに、僧はまた喝。
お前自身じゃわい!
そんなことを考えながら、今日も営業します。
YEAH...
by somethingtender
| 2015-07-27 09:24
| 日記
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